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メッサーシュミット P.1101 : ミニ英和和英辞書
メッサーシュミット P.1101[めっさーしゅみっとぴー1101]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

メッサーシュミット P.1101 : ウィキペディア日本語版
メッサーシュミット P.1101[めっさーしゅみっとぴー1101]

メッサーシュミット P.1101(Messerschmitt P.1101)は、第二次世界大戦中にドイツメッサーシュミットにて開発中だった戦闘機である。この機体は1944年7月の緊急戦闘機計画によって開発された。計画内容は単座式、ジェットエンジン装備の単発戦闘機というものである。また本機は第三帝国の製作した第二世代ジェット戦闘機と見られている。
本機は大戦後期、連合軍による爆撃に悩まされていたドイツで開発されたジェット迎撃機の1つで、同時期に開発されていたTa 183等と同様に機首にエアインテイクがあり、胴体後部に1基のハインケル HeS 011を搭載する。特筆すべき点として、世界初の可変後退翼機を目指したことで知られる。
P.1101試作機のこの特徴的な機構は、飛行前に主翼の後退角を変更できることである。終戦時に連合軍が接収した未完成の試作機は後退角が37度と50度の2段階可変となっていた。ただし空中で変更できる機構は無く、地上調整でのみ後退角が可変というものであった。この機構はベル X-5グラマンXF10Fジャガーなどの可変後退翼機へと、さらに開発が進められた。
== 設計と開発 ==
緊急戦闘機用の設計仕様が1944年7月15日に出され、9日間のうちに、W・フォークト率いるメッサーシュミット設計局はP.1101のための予備的なペーパープランを作成した。まず最初に開発された航空機は、短くて幅の広い胴体、三輪式の降着装置、そして胴体部付近では40度の後退角を持ち、翼の外方では26度と角度が浅くなる、中翼形式の主翼を備えていた。1基のハインケル HeS 011ジェットエンジンが胴体内部に装着されることと決められた。気体の吸入用として丸いインテークが2つ、コックピット両側面に1つずつ設けられた。尾翼はV字形状をしており、先細のブーム部分に据えられた。このブームはジェットの排気流の上に伸ばされ、排気を通過させた。一方でコックピットは前部に置かれ、そのキャノピーは胴体のラインと融合し、この航空機の、丸められた機首の一部を形作った〔。
1944年8月下旬まで、この設計は未だ図面のままであったが、以前の太った胴体形状は延長され、また細められて滑らかさを実現し、コックピット前方には円錐状の鼻部が加えられたものに発展していた。後退角度を二回変える主翼にも見切りが付けられ、より設計に適合するメッサーシュミット Me262の外翼に換えられた。
設計はさらに開発が進み、数種類の主翼と胴体形状が風洞試験を経た後、デザインが改修されて確定した。これに伴い、実物大試験機の製作着手が決定された。この最終的なデザインおよび関連試験データが製造局に提出されたのは1944年10月のことで、製造用資材の選定が始められたのは1944年12月4日だった。
1945年2月28日、ドイツ航空省(RLM)は競争試作されたフォッケウルフ Ta 183を緊急戦闘機計画の勝者とすることに同意した。この決定は、一つにはメッサーシュミットP.1101の設計チームが経験した、設計上のかなりの困難に基づくものだった。たとえば、機関砲の内蔵に際し、非常に混み入って搭載されていたこと、主脚の収納と開閉機構があまりにも複雑だったこと、胴体が荷重に対処するために多数の「補強箇所」を要したこと、また重量増加のため、予期される性能がRLMの仕様以下に落ちたことがあげられる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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